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バレーボール6人制バレー支える人

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VOLLEYBALL 6人制

準備から判定、記録まで。

審判団の分担、反則の判断順序、記録の照合。大会を支える実務を場面ごとに確認します。

本文の基準:JVA 2026年度・FIVB 2025–2028 確認日:2026-09-14

6人制インドアの基本ガイドです。国内の基本規則と国際大会の試行は、適用表で読み分けてください。

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試合前:資料・コート・登録を照合する

最初に、6人制のどの規則と大会規程を使うかを審判団で共有します。国際大会で見た動きを、そのまま国内大会の判定基準に置き換えないことが出発点です。

バレーボールのコート。全体18m×9m、片側9m×9m。中央のネットから両側3mにアタックライン。18 m9 mバックゾーンバックゾーン前の区域前の区域3 m3 mネット・センターライン片側 9 m × 9 m片側 9 m × 9 m
オレンジ色がフロントゾーン(前の区域)。色の境目がアタックラインです。前の区域は、コートの外側にもフリーゾーンの端まで延長します。図は線幅・周囲の余白を簡略化しています。
確認するもの照合内容
大会資料試合方式、年齢区分、ネット高、試行ルール、チャレンジ、公式練習と進行時刻。
コート・用具ライン、ネット高・張り、アンテナ、支柱の保護、床面、ボールと空気圧、交代ゾーン。
記録と登録選手番号、リベロ、キャプテン、スタッフ、ラインアップと実際の選手。
担当間の連絡判定の受け渡し、ブザー、得点板、タイムアウト、交代、床の処置、映像確認。

コートは18m×9m、ライン幅は5cm。一般のネット高は男子2.43m・女子2.24mを中央で測り、左右も確認します。年齢区分・大会のネット高は事前資料と合わせます。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 1〜5、7.1〜7.3、23〜29

担当ごとに、見るものをそろえる

主審・副審だけで試合を管理するわけではありません。記録員、補助記録員、線審が、それぞれの情報を審判団へ渡します。大会によって編成や呼称・機器が異なります。

担当主な実務
主審(ファーストレフェリー)試合全体を指揮。サービス許可、ボールの扱い、担当するネット際の反則、不法な行為への処置など。
副審(セカンドレフェリー)レシーブ側の位置、担当するネット・相手コートへの侵入、交代・タイムアウト、ベンチと記録の連携など。
記録員(スコアラー)登録、ラインアップ、得点、サーブ順、交代・タイムアウト・罰則を記録し、必要な情報を審判へ伝える。
補助記録員リベロの置き換えの管理、得点表示の照合、記録員の補助。
線審(ラインジャッジ)担当ラインのイン・アウト、アウト前の接触、アンテナ・外側通過、サーバーの足などを旗で伝える。

ボールの接触、選手の位置、ラインなど、同じラリーでも担当する観察は異なります。自分の担当外の情報が必要なときは、見た事実を担当者に確認し、推測で埋めません。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 22〜24、27〜29

サービス許可前後の、見る順序

ラインアップでサーブ順を確認し、両チームの準備とボールの所持を確認してサービスを許可します。笛の後は、サーバー・位置・スクリーンを分担して観察します。

重なった事象基本の優先関係
サーブを打つ瞬間の実行反則+相手の位置反則サービスの実行反則を先に扱う。
正しくサーブしたあとにアウト+相手の位置反則ヒット時に成立した位置反則を扱う。
両チームが同時に反則ダブルフォルトとしてラリーをやり直す。前後して起きた場合は最初の反則。
  • 主審:サーブ許可、8秒、打ち方、スクリーンなど。
  • 副審:適用規則に従うレシーブ側の位置関係。
  • 記録員:サーブ順を管理。順番違いは、サービスヒット後に所定の方法で通知。
  • 線審:担当するサービスゾーン・エンドラインの足の反則など。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 6.1.2、7.4〜7.7、12.3〜12.7、27.2.2.2

ネット際は、条件を分解して判定する

「触った」「越えた」だけでは十分ではありません。何に、どこで、どの動作中に触れたかを確認します。

後衛の高いボールへの攻撃。アタックラインの後ろから踏切、空中でヒットし、前の区域への着地は可能。① 後ろで踏切② 空中でヒット③ 前への着地も可ネットアタックライン
後衛がボール全体のネット上端より高い位置で攻撃する例。踏切でアタックラインを踏まない・越えないことを確認します。前の区域への着地は可能です。横からの模式図で、軌道と縮尺は実測ではありません。
判定観察する条件
ネットへの接触両アンテナ間か/ボールをプレーする動作中か/支持や妨害があったか。着地まで含めて見る。
センターライン付近足が完全に相手コートへ出て接地したか/線上または真上に足の一部が残るか/相手を妨害したか。
後衛のアタック前衛・後衛の区分/踏切地点/接触時のボール全体の高さ/攻撃が完了したか。
リベロのオーバーハンドパス前の区域か(サイドライン外への延長も含む)/指を使ったパスか/味方の接触時の高さと攻撃の完了。
ブロックブロックに当たる動作か/接触して完了したか/後衛・リベロが参加したか/相手の攻撃前に触ったか。

ボールの反動でネットが選手に触れた場合を、選手自身のネットタッチと混同しません。後衛のアタックは、ボールを打った時点で早く笛を吹かず、完了条件を確認します。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 11、13、14、19.3

笛・ハンドシグナル・旗を受け渡す

笛でプレーを止めたあと、どちらにサーブを与えるか、どの反則か、必要なら誰の反則かを分かる形で示します。担当によってシグナルの順序が異なります。

誰が笛を吹いた?基本の手順
主審サーブするチーム → 反則の種類 → 必要なら反則した選手。
副審反則の種類 → 必要なら反則した選手 → 主審に従ってサーブするチーム。
線審の旗を確認イン:旗を下へ/アウト:旗を上へ/触れたボール:上げた旗の先にもう一方の手。担当の正規シグナルを用いる。

イン・アウト、タッチ、ダブルコンタクト、ネットタッチなどの形は、公式規則の図と講習で確認します。説明文だけで独自のシグナルを作らないようにします。

判定の説明を求められたら、ゲームキャプテンに、観察した事実と適用規則を簡潔に伝えます。映像確認の可否は大会規程に従います。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 5.1.2、22.2、30/公式ハンドシグナル・旗のシグナル

注意・反則による失点・退場を混同しない

不法な行為の程度と、誰が何回行ったかによって処置が変わります。遅延の罰則はチーム単位で管理し、個人の不法な行為への処置と分けます。

表示・処置意味の基本
黄カード(不法な行為の警告)それ自体で相手に得点は入らない。正式な警告として記録。
赤カード(ペナルティ)相手に1点とサーブ。
黄・赤を同じ手に持つ(退場)対象者はそのセットの残りに参加できない。処置そのものによる追加得点はない。
黄・赤を別々の手に持つ(失格)対象者はその試合の残りに参加できない。処置そのものによる追加得点はない。
遅延の処置最初はディレイウォーニング、同じチームの2回目以降はディレイペナルティで相手に1点とサーブ。

必ず黄→赤→退場の順で段階を踏むわけではありません。行為の程度によって最初から退場・失格になる場合があります。対象者、セット、得点と過去の処置を記録して規則表と照合します。

退場・失格の選手をどう交代させるか、不完全なチームになるかは、交代の規定に従って別に確認します。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 16.2、20、21、15.8

判断を確かめる、4つの場面

以下は規則理解のための架空例です。実際の試合では、映像や担当者の観察、適用する大会規程を照合します。

場面確認・処理の考え方
ブロック接触→同じ選手のレシーブ→トス→攻撃ブロックは数えず、その後3回。ほかに反則がなければ続行。
後衛がライン後方で踏切→高いボールを攻撃→前へ着地踏切が正しく、ほかに反則がなければ有効。着地位置だけで反則にしない。
リベロが前の区域で指のトス→味方が高い打点で相手へ返すボール全体の高さと攻撃の完了を確認。条件がそろえばリベロのトスに由来するアタックヒットの反則。
サーブ順の誤りが判明したが、いつからか不明正しい順に直し、規則7.7に従い相手に1点とサーブ。発生時点を特定できないなら、過去の得点を推測で消さない。

現場での担当経験や講習に代わるものではありません。公認審判の資格・講習は、JVAと所属する都道府県協会の案内で確認できます。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 7.7、13、14.4、19.3

記録:得点とサーブ順を一緒に追う

得点板を動かすだけでなく、その得点のあと誰がサーブをするかを追います。交代や罰則があれば、その時点の得点と選手番号を対応させます。

タイミング照合する内容
セット開始前チーム・選手番号・ラインアップ・リベロ・最初のサーブ。実際の6人と一致するか。
各ラリー後得点、サーブするチームと選手、ローテーション、表示板との一致。
交代・タイムアウトその時の得点、要求回数、入退場する番号、復帰できる組合せ。
罰則・不当な要求種類、対象、セット・得点、審判の指示に基づく記載。
セット・試合終了セット得点、セット数、時刻、結果、署名など。訂正箇所も最終照合。

紙の記録用紙と電子スコアシートでは操作が異なります。JVAの公式記録用紙・記入方法と、その大会の指定システムで手順を確認してください。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 7.7、15、19、27、28

交代・リベロ・中断を管理する

正規の交代、リベロの置き換え、負傷などの例外は、それぞれ別の規則です。回数を数える前に、どの手続きに当たるかを確認します。

  • 正規の交代:基本は1セット6回。入りと戻り、元の位置、交代相手を記録と照合。
  • リベロ:通常の交代に数えない。置き換えの相手、所定のゾーン、タイミング、間の完了したラリーを確認。
  • タイムアウト:基本は各セット2回、通常30秒。残り回数を監督・主審へ所定の方法で通知。
  • 負傷:重大な事故では直ちに止め、医療担当者の入場を認める。そのラリーはやり直す。交代は正規、例外的な交代などの条件を順に確認。
  • 外部の妨害:妨害によって止めたラリーはやり直し。得点や順序を思い込みで進めず、再開条件を共有。

回復のための3分間は、正規にも例外的にも交代できない場合の規定です。すべての負傷に一律3分を与えるものではありません。

基本の最終第5セットは、一方が8点に達したときにコートチェンジし、選手の位置関係を引き継ぎます。大会独自の短縮試合では、その大会の取扱いを照合します。

根拠:JVA 2026年度6人制競技規則FIVB 2025–2028 規則 15〜19

基本規則と、大会限定の取扱いを分ける

このガイドは6人制インドアの基本を扱います。9人制やビーチの解説ではありません。国内の年齢区分・大会規程と、国際大会の試行ルールは、適用する大会を確認して読み分けます。

項目この本文で扱う基本別に確認する取扱い
レシーブ側の位置基本はサービスヒット時の前後・左右関係を確認。JVA 2026規則7.4の国際大会注記はトス時の移動を記載。FIVBの2026試行では許可の笛で正しい順序、サーバーの動作開始から移動可能。対象大会の最新指示を優先して照合。
2本目のダブルコンタクト本文の接触規定と例外を確認。FIVBの2026年発表は、同じ側に残るセッティング動作の2本目の連続接触を認める取扱いを説明。国内全大会への一律適用とはしない。
選手交代1セット6回が基本。FIVB 2026試行では8回。出場大会が対象か確認。
天井への接触基本規則ではアウト。FIVB 2026試行には、1・2本目が会場上部の構造物に当たっても同じ側で続けられる場合の取扱いがある。
試合方式・ネット高5セットマッチ、一般男子2.43m・女子2.24mを基準に説明。学校・年齢区分・大会要項で、セット数、点数、ネット高などを確認。

FIVBの2026-02-27発表の対象は、2026 VNL、U17世界選手権、大陸選手権。アジア競技大会を含むすべての大会に適用されると、この発表だけで判断しないでください。発表原文を確認する

出典と、次に確認する公式資料

規則の事実を独自の文章・模式図・架空の事例で整理しています。番号は本文の根拠を探すための手がかりです。細部や大会での裁定は、規則原文・大会要項・最新の通知を照合してください。

内容確認:2026年9月14日。国際大会の試行と国内の基本規則を区別して掲載しています。

編集・出典・訂正の方針を読む

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