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BASKETBALL 5人制
迷わず動くために、ルールを知る。
ピボット、時間制限、接触、交代。よく迷う場面を、何を確認すればよいかに分けて整理します。
本文の基準:JBA 2026年度の基本運用・FIBA 2024 確認日:2026-09-15
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ピボットと、動き出す順序
止まって両足でボールを持った場面から考えます。片足を上げると、床に残った足がピボットフット(軸足)です。
| 次のプレー | 守る順序 |
|---|---|
| ドリブルを始める | 軸足を上げるより先に、ボールを手から離す。 |
| パス・シュートをする | 軸足を上げることは可能。ただし、跳んだあとボールを持ったままどちらの足も床へ戻さない。 |
| 走りながら受ける・ドリブルを終える | コントロールを得たあとの接地を数える。止まる・パス・シュートは2歩まで。受けてドリブルを始めるなら2歩目の前に放す。 |
「いつでも3歩歩ける」ルールではありません。最初の接地、同時着地か片足着地かによって軸足が決まります。1歩目の片足から跳び、2歩目に両足同時着地した場合は、どちらの足でもピボットできません。
根拠:FIBA基本規則 25
ドリブルを終えたら、次はパスかシュート
両手で同時に触れる、または片手・両手の中にボールを止めると、ドリブルは終了します。そのまま再び始めると、原則ダブルドリブルです。
- 相手にボールを触られた後など、もう一度ドリブルできる例外があります。自分で落としただけで自由に再開できるわけではありません。
- 手をボールの下に入れて運ぶ、いったん止めて再びドリブルする扱いにも注意します。
- 床に倒れてボールを持ったまま滑ることと、持ったまま転がる・立ち上がろうとすることは区別されます。後者はトラベリングです。
根拠:FIBA基本規則 24・25.2.2
3・5・8・24秒は、それぞれ別の条件
秒数だけを覚えると、まだ数え始めない場面や、数え続ける場面を見落とします。
| 秒数 | 基本の条件 | 間違えやすい点 |
|---|---|---|
| 3秒 | 味方がフロントコートでライブのボールをコントロールし、時計が動いているときの相手制限区域内の滞在 | 区域を出るには両足を外の床につける。出ようとしている場合やショットに伴う許容もあります。 |
| 5秒 | スローイン、フリースロー、厳しく守られてボールを保持する場合など | 厳しく守られる保持は、1m以内で相手が積極的に正当な守備をしていることが条件。 |
| 8秒 | バックコートからフロントコートにボールを進める | ドリブル中はボールと両足が完全にフロントコートに触れて移行。センターラインはバックコート側。 |
| 24秒 | 攻撃側が制限時間内にショットを試みる | 合図前にボールを離し、その後リングに触れるか入ることが必要。ボードだけでは不足。 |
根拠:FIBA基本規則 2・17・26〜29・43
センターラインを越えたあとに戻せる?
フロントコートでコントロールしているチームが、そこで最後に触れ、バックコートに戻ったボールに同じチームが最初に触れると、基本的にバックコートバイオレーションです。
- 相手がフロントコートでボールに触れてバックコートへはじいた場合は、単純に「戻ったから反則」ではありません。
- 相手のパスを空中で奪い、新しくチームコントロールを得てバックコートに着地する場合には例外があります。
- 線を越えたかだけでなく、「どのチームがコントロール」「最後の接触」「戻ったあとの最初の接触」を順に確認します。
根拠:FIBA基本規則 28・30
接触は、誰がどの空間に入ったか
体が触れたことだけで、すべてファウルになるわけではありません。相手の動きの自由を不当に妨げたかを見ます。
| 場面 | 確認すること |
|---|---|
| ボールを持つ相手への守備 | 最初に相手に正対し、両足を床につけて正当な守備位置を確立。その後の横・後方への移動も認められるので「動いていたから必ずブロッキング」ではありません。 |
| スクリーン | 接触時に止まって自分のシリンダー内にいること。相手が見えない位置や動いている相手には、避けるための距離・時間も必要です。 |
| リバウンド | 位置を取ることと、相手を押し出す・つかむことを分けます。肘を広げて相手の空間を奪うことにも注意。 |
| リング下のノーチャージエリア | 半円内なら何でも安全、ではありません。攻撃者の空中でのショット・パスなど適用条件があり、不当な手・腕・脚の使用は保護されません。 |
根拠:FIBA基本規則 33
フリースローの本数を、場面で整理
ここは本文の基準である2026年度の国内基本運用(新FIBA改正を先行適用する大会を除く)の説明です。
| 相手から受けたパーソナルファウル | 基本の処置 |
|---|---|
| ショット動作中で成功 | 得点を認め、追加1本。 |
| 2点のショット動作中で不成功 | 2本。 |
| 3点のショット動作中で不成功 | 3本。 |
| 非シュート時、相手がチームファウル罰則状態 | 2本。ボールをコントロールするチームのファウル等は別。 |
| 非シュート時、チームファウル罰則に該当しない | 原則スローイン。終盤のスローインファウル等は別の規定があります。 |
不適切な言動や遅延などのテクニカル、不必要・過度な接触等のアンスポーツマンライク、悪質な行為のディスクォリファイングには別の罰則があります。2026年のFIBA改正は、この分類と処置にも変更を含むため、大会の適用版を確認してください。
JBAの2026年4月の調整では、速攻を止める接触をすべて同じ重いファウルにせず、正当に守ろうとしたかなども確認します。判定は「速攻だった」という印象だけでは決まりません。
根拠:FIBA基本規則/JBA 2026年度の主な変更点・判定基準の調整(2026-04-01) 15・34・36〜38・41/JBA 2026年度の判定基準調整
リングの近くでは、触れてはいけないボールもある
シュートを止めるブロックと、ゴールテンディング/インタフェアレンスを区別します。
- フィールドゴールのショットでは、ボール全体がリングより高く、バスケットへ落下中、またはボードに触れた後のボールに触れるとゴールテンディングになり得ます。入る可能性がなくなるか、リングに触れるまでの制限です。
- ボールがリングに触れている間にバスケットやボードに触れる、下から手を入れてボールに触れる等はインタフェアレンスに該当します。
- 守備側の違反にはショットの位置に応じた得点を認め、攻撃側の違反には得点を認めません。フリースローには別の条件・処置もあります。
根拠:FIBA基本規則 31
交代とタイムアウトを、早めに伝える
交代は審判の招きで入ります。ボールが動いている最中に、ベンチの判断だけで出入りすることはできません。
- 交代を希望する選手はTOに申し出て、すぐ入れる状態で待ちます。基本の機会は、ボールがデッドで時計が止まり、審判の伝達が終わったときです。
- タイムアウトはヘッドコーチまたはファーストアシスタントコーチが請求。基本は1回60秒、前半2回・後半3回(第4Q残り2分は最大2回)・延長各1回です。
- 使わなかったタイムアウトは、次の前半・後半・延長へ持ち越しません。
- 終盤の得点後、フリースロー、負傷などには個別の交代条件があります。希望を伝えることと、交代が許可されることは別です。
根拠:FIBA基本規則/JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 18・19/TOハンドブック第4章
年代と、新ルールの切り替えを分けて確認
この本文は、JBAが2026年4月に示した国内の基本運用と、その基礎となるFIBA 2024規則を扱います。2026年秋以降の大会では、新規則への切り替え確認が必要です。
| 対象 | このガイドの扱い | 出場・観戦前に確認 |
|---|---|---|
| 一般・高校年代の基本 | 10分×4、延長5分を基準に説明。 | 大会要項、登録人数、適用する規則版。 |
| U15 | JBA TO資料では8分×4、延長3分。 | 年代の規程、マンツーマンディフェンスの基準など。 |
| U12・ミニバス | 時間・用具・出場等の別規則があるため、本文の数値を一律に適用しない。 | JBA U12の規則・大会要項を確認。全国ミニ大会の特別ルールを、すべてのミニバス大会の変更と取り違えない。 |
| FIBA主催大会の新規則 | 2026年10月1日から。 | ファウルの分類・処置などにも改正があるため、FIBA 2026版を確認。 |
| B.LEAGUE・Wリーグの新規則 | プレシーズンは2026年9月1日から、公式試合は開幕から。 | 本文の旧ファウル分類を、そのまま適用しない。 |
| 第102回天皇杯・第93回皇后杯 | 2027年1月開催予定のファイナルラウンドから新規則。 | それ以前のラウンドと区別する。 |
| その他の国内競技会 | 2027年4月1日から新規則。 | それまでの基本運用を本文で説明。主催者の通知も確認。 |
| NBA・3x3 | このガイドの対象外。 | 同じバスケットでも、専用の規則を確認。 |
適用・年代の根拠:JBA TO資料/JBA U12/FIBA 2026改正。国内の大会別開始日はJBAの国内適用通知で確認してください。
出典と、次に確認する公式資料
公式規則の事実を、独自の説明・図・架空の事例に整理しています。本文の条番号はFIBA 2024を基準にしています。罰則が重なる場面などの最終判断は、適用する規則と大会の通知を照合してください。
- FIBA Official Basketball Rules 2024(本文の基本規則・条番号) ↗
- JBA 2026年度の主な変更点・判定基準の調整(2026-04-01) ↗
- JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 ↗
- JBA U12:ミニバスの規則・年代別資料・全国大会の特別ルール ↗
- FIBA 2026 Rule Changes(2026-10-01施行の改正) ↗
- JBA:FIBA規則改正と国内適用の通知(2026-08-27) ↗
内容確認:2026年9月15日。国内の切り替え時期は、JBAの2026年8月27日通知に基づき整理しています。
編集・出典・訂正の方針を読む


