スポーツ一覧へ
BASKETBALL 5人制
1点と1秒を、確かにつなぐ。
審判とテーブルオフィシャルズの分担、時計、記録、再開。ゲームを支える基本実務を確認します。
本文の基準:JBA 2026年度の基本運用・FIBA 2024 確認日:2026-09-15
カテゴリーから、読みたい内容を開く
審判とTOは、同じゲームを支えるチーム
審判は違反の判定と再開を管理し、TO(テーブルオフィシャルズ)は記録と時計でゲームを支えます。担当を決め、確認を声に出してつなぎます。
| 担当 | 主な仕事 | 声をつなぐ例 |
|---|---|---|
| 審判(クルーチーフ・アンパイア) | 判定、ファウルの伝達、再開と裁定 | 番号・ファウルの種類・再開方法。 |
| スコアラー | 得点・ファウル等の記録、交代・タイムアウトの合図、アロー | 「白7番、2点」などを復唱。 |
| アシスタントスコアラー | スコアボード・ファウル表示、スコアラー補助 | 記録と表示の一致を確認。 |
| タイマー | ゲームクロック・休憩・タイムアウトの計時 | 止めた時刻、再開時刻を確認。 |
| ショットクロックオペレーター | 24秒・14秒・継続・非表示の操作 | リング接触と、その後のコントロールを確認。 |
根拠:FIBA基本規則/JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 45〜50/TOハンドブック第2章
開始前に、表示・音・担当を合わせる
試合が始まってから機械の操作を探さずに済むよう、準備時間に実物で確認します。
- 大会要項と適用する規則版、カテゴリー、試合時間、登録人数、延長の扱いを確認。
- 両時計の開始・停止・修正、14秒リセット、ショットクロック非表示、ブザーの違いを実際に操作。
- チーム名・番号・コーチ・最初の5人を確認し、記録と表示のチームA/Bをそろえる。
- 5ファウル、交代、タイムアウト、機材故障を誰がどう知らせるか、審判と共有。
- 得点・残り時間・アローを、見やすい位置で確認できるか点検。
根拠:FIBA基本規則/JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 3・7・48〜50/TOハンドブック第2・3章
ファウル後は、罰則を確認してから再開
得点の成否、ショット動作中か、チームファウルの状態、特別な罰則の有無を分けて整理します。
- 成功したショットへの通常のファウルは、得点と追加1本を別々に確認。失敗なら2点・3点のどちらのショットかを確認。
- 非シュート時でも、チームファウル罰則の対象かを確認。コントロールするチームのファウルは別扱い。
- 5ファウルと、規定の組合せ等による失格・退場を混同しない。記録する種類は適用版の規則に従う。
- 複数のファウル・罰則が重なったら、発生順と種類を審判へ伝える。TOが独断で相殺や再開位置を決めない。
2026年のFIBA改正はテクニカルや接触に関するファウル分類にも及びます。先行適用大会に、旧分類の失格条件をそのまま持ち込まないでください。
根拠:FIBA基本規則 34〜44/新規則は適用大会の通知も確認
ゲームクロックを動かす瞬間
ボールを選手に渡した瞬間と、コートで触れた瞬間を区別します。
| 場面 | 基本の操作 |
|---|---|
| 最初のジャンプボール | ジャンパーが正当にタップしたときに開始。 |
| スローイン | コート内の選手がボールに触れる・正当に触れたときに開始。 |
| 最後のフリースローが外れ、ライブのまま | コート内の選手がボールに触れる・正当に触れたときに開始。 |
| 審判の笛 | ボールがライブなら停止。 |
| 第4Q・各延長の残り2:00以下のフィールドゴール | 得点時に停止。それ以外の時間帯は、得点だけを理由には通常止めません。 |
ショットクロックの合図や、得点された側のタイムアウト請求時などにも停止条件があります。操作したら、表示が意図どおりか目で確認します。
根拠:FIBA基本規則/JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 49/TOハンドブック第6章
24秒・14秒・継続を切り分ける
「笛が鳴ったから24秒」ではありません。リング接触、どちらのチームがボールを得たか、再開する場所を順に確認します。
場面を選ぶと、再開時の表示が変わります
SHOT CLOCK14秒
相手リングに触れた後、同じチームがボールを取り直した場面です。14秒にリセットします。
練習用の代表例です。ゲーム残り時間に十分な余裕がある場面を想定。特別な罰則や終盤の前方移動は含みません。
| 場面 | ショットクロックの基本 |
|---|---|
| リング接触後、同じ攻撃側が取り直す | 14秒。 |
| リング接触後、相手がコントロールを得る | 24秒。 |
| 守備側が外へはじき、攻撃側が同じまま再開 | 残り時間を継続。 |
| 守備側の通常のファウル等で、同じ攻撃側が前方からスローイン | 残り14秒以上なら継続、13秒以下なら14秒。 |
| 攻撃側の違反で相手にスローインを与える | 新しい攻撃側のバックコートなら24秒、フロントコートなら14秒。 |
終盤のタイムアウトでスローイン位置を前方へ移す場合や特別な罰則、クォーター残り時間が短い場合は、この表だけでは扱えません。第29・50条と大会の機器運用を照合します。
根拠:FIBA基本規則 29・50
得点・ファウル・アローの記録を照合する
聞き違いと見間違いを早い段階で見つけるため、審判の伝達を確認し、記録と表示を照合します。
- 得点は、チーム・番号・1/2/3点を確認して記入。スコアボードとの一致も確認する。
- ファウルは、選手番号・種類・罰則を確認して記録。個人とチームの数を混同しない。
- 交互のスローインが終わるまで、アローを先に変えない。投げ入れる側の違反で権利を失う場合も確認する。
- ハーフタイムに攻撃方向が変わるとき、アローの方向を審判と確認する。
- 記録と表示が食い違ったら、根拠を整理して審判に知らせる。記憶だけで帳尻を合わせない。
根拠:FIBA基本規則/JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 12・44・48/TOハンドブック第3〜5章
異常や訂正は、事実を短く伝える
時計・記録・機材に異常があれば、確認できた事実と不明な点を分けて審判に伝えます。これは実務のための編集部の整理です。
| 伝える順序 | 伝え方の例 |
|---|---|
| いつ | 「第3Q、残り4分台のスローインです」 |
| 何が | 「コートで触れたあと、ゲームクロックが動いていませんでした」 |
| 確認できる根拠 | 「止まっていた表示は4:18です。経過秒数は確定できません」 |
| 求める判断 | 「時間と再開方法の確認をお願いします」 |
訂正できる誤りの種類と期限は規則第44条によって異なります。「あとで全部直せる」と考えず、発見した時点で共有します。終了時は最終得点、勝者、署名・提出を確認してください。
根拠:FIBA基本規則/JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 44・46・48/TOハンドブック第3・8章
年代と、新ルールの切り替えを分けて確認
この本文は、JBAが2026年4月に示した国内の基本運用と、その基礎となるFIBA 2024規則を扱います。2026年秋以降の大会では、新規則への切り替え確認が必要です。
| 対象 | このガイドの扱い | 出場・観戦前に確認 |
|---|---|---|
| 一般・高校年代の基本 | 10分×4、延長5分を基準に説明。 | 大会要項、登録人数、適用する規則版。 |
| U15 | JBA TO資料では8分×4、延長3分。 | 年代の規程、マンツーマンディフェンスの基準など。 |
| U12・ミニバス | 時間・用具・出場等の別規則があるため、本文の数値を一律に適用しない。 | JBA U12の規則・大会要項を確認。全国ミニ大会の特別ルールを、すべてのミニバス大会の変更と取り違えない。 |
| FIBA主催大会の新規則 | 2026年10月1日から。 | ファウルの分類・処置などにも改正があるため、FIBA 2026版を確認。 |
| B.LEAGUE・Wリーグの新規則 | プレシーズンは2026年9月1日から、公式試合は開幕から。 | 本文の旧ファウル分類を、そのまま適用しない。 |
| 第102回天皇杯・第93回皇后杯 | 2027年1月開催予定のファイナルラウンドから新規則。 | それ以前のラウンドと区別する。 |
| その他の国内競技会 | 2027年4月1日から新規則。 | それまでの基本運用を本文で説明。主催者の通知も確認。 |
| NBA・3x3 | このガイドの対象外。 | 同じバスケットでも、専用の規則を確認。 |
適用・年代の根拠:JBA TO資料/JBA U12/FIBA 2026改正。国内の大会別開始日はJBAの国内適用通知で確認してください。
出典と、次に確認する公式資料
公式規則の事実を、独自の説明・図・架空の事例に整理しています。本文の条番号はFIBA 2024を基準にしています。罰則が重なる場面などの最終判断は、適用する規則と大会の通知を照合してください。
- FIBA Official Basketball Rules 2024(本文の基本規則・条番号) ↗
- JBA 2026年度の主な変更点・判定基準の調整(2026-04-01) ↗
- JBA TOマニュアルハンドブック 2026年度版 ↗
- JBA U12:ミニバスの規則・年代別資料・全国大会の特別ルール ↗
- FIBA 2026 Rule Changes(2026-10-01施行の改正) ↗
- JBA:FIBA規則改正と国内適用の通知(2026-08-27) ↗
内容確認:2026年9月15日。国内の切り替え時期は、JBAの2026年8月27日通知に基づき整理しています。
編集・出典・訂正の方針を読む


