RULE SPOT
サッカー11人制サッカー競う人

このページの目次

スポーツ一覧へ

SOCCER 11人制

判断を、次の一歩につなげる。

受ける位置、ボールの扱い、接触、交代。プレー中に迷いやすい条件を、図と場面で確認します。

本文の基準:IFAB 2026/27 確認日:2026-09-15

カテゴリーから、読みたい内容を開く

GKの手と、8秒の制限

自分のペナルティーエリア内で手・腕によりボールをコントロールしたら、8秒を超えて保持できません。主審は最後の5秒を手で示します。超過時は相手のコーナーキックです。

場面気をつけること
味方が意図的にGKへ足で蹴ったボール原則、手・腕で扱えません。味方から直接受けるスローインも同様です。
一度手から放し、他の選手に触れないまま再び手で扱う間接フリーキックの対象です。
手で保持しているGKへのチャレンジ相手選手は、そのボールを奪いにチャレンジできません。

手で扱えるかの例外には、GKがボールをプレーに戻すため明らかに蹴った・蹴ろうとした場合などがあります。8秒超過と、バックパス等の間接FKを混同しないでください。

根拠:IFAB 第12条:ファウルと不正行為IFAB 第17条:コーナーキック

スローインとフリーキックの準備

素早い再開ほど、ボール・足・相手との距離を確認します。再開した本人は、別の選手が触れるまで続けてボールに触れられません。

再開基本の確認
スローインフィールドに向き、両手で頭の後方から頭上を通して投げる。両足の一部を線上か線外の地面につける。相手は実施地点から2m以上離れる。
フリーキックボールを静止させる。相手は原則9.15m以上離れる。主審の笛を待つ再開では、合図の前に蹴らない。
3人以上の守備側の壁攻撃側は、その壁から1m以上離れて待つ。
ゴールキックゴールエリア内から蹴り、明らかに動けばインプレー。ペナルティーエリアを出るまで待つ旧ルールではありません。

根拠:IFAB 第15条:スローインIFAB 第13条:フリーキックIFAB 第16条:ゴールキックIFAB:スローイン・ゴールキックのカウントダウン

PKは、蹴る前の位置もルール

ゴールから11mのマークにボールを置き、キッカーを明確にして、主審の合図で前方へ蹴ります。GKはキックの瞬間、少なくとも片足の一部をゴールライン上・その延長上・後方に保ちます。

  • 他の選手はペナルティーエリア外、マークより後方、ボールから9.15m以上離れ、フィールド内で待ちます。
  • 助走中のフェイントと、助走完了後のキック動作のフェイントは区別されます。
  • キッカーは他の選手が触れるまで再び触れられません。ポストから自分に戻ったボールを、そのまま蹴ることも対象です。

根拠:IFAB 第1条:フィールドIFAB 第14条:ペナルティーキックIFAB 第10条:試合結果

受ける前に、ボールと2人目の相手を確認

相手陣内で、ボールと後方から2人目の相手の両方よりゴールラインに近い位置が判断の出発点です。「GK以外の最後のDF」と覚えると、GKが前へ出た場面で誤ります。

味方のパス時点の位置を比べます。スローインの場面は、直接受ける場合の例外を示します。

味方がパスに触れた瞬間、受け手は相手陣内で、ボールと後方から2人目の相手より前。その後パスを受けるのでオフサイドの反則です。攻める方向 →AD2D1ボールハーフウェーライン
A=攻撃側の受け手、D1・D2=ゴールラインに近い順の相手。D1が必ずGKとは限りません。選手の記号の中心を、判定対象の体の部分の位置として示す簡略図です。オレンジの帯は、ボール・D2より前にある相手陣内です。
オフサイドの反則

味方がパスに触れた瞬間、受け手は相手陣内で、ボールと後方から2人目の相手より前。その後パスを受けるのでオフサイドの反則です。

手・腕を除く体の位置と、実際のプレーへの関与を確認するための教材です。試合の映像判定を再現するものではありません。

  • 味方がプレーした最初の接触時点で比べます。ただしGKが手で投げる場合は、ボールを離す最後の接触時点です。
  • ボールに触れなくても、相手の視線を明らかに遮る、競り合うなどで相手のプレーに影響すれば反則になる場合があります。
  • 相手やポストに当たって跳ね返っただけでは、位置の判断がリセットされるとは限りません。相手の意図的なプレーと、単なる跳ね返り・意図的なセーブを区別します。

根拠:IFAB 第11条:オフサイド

手に当たっただけで、すべて反則ではない

意図的に手・腕で触れること、不自然に体を大きくする位置の手・腕に当たることなどが判断対象です。腕の位置は、その動作で正当化できるかも確認されます。

  • 得点者本人の手・腕から直接入る、または本人の手・腕に触れた直後に得点する場合は、偶然でも得点を認めません。
  • 「近距離だった」「意図していなかった」の一言だけでは結論を出せません。
  • GKも自分のペナルティーエリア外では、他の選手と同じ手・腕の制限を受けます。

根拠:IFAB 第12条:ファウルと不正行為

ボールに先に触れても、安全とは限らない

タックルでボールに触れたことと、相手への危険な接触がなかったことは別です。勢い、足や体の使い方、相手への危険を確認します。

接触の評価基本の懲戒処置
不用意その理由だけではカードなし。
無謀警告(イエロー)。
過剰な力・相手の安全を脅かす退場(レッド)。

攻撃の阻止など、別の理由によるカードもあります。主審がアドバンテージで続行させても、必要な懲戒処置がなくなったとは限りません。

根拠:IFAB 第12条:ファウルと不正行為IFAB 第5条:主審

交代と負傷後の復帰は、合図を待つ

交代人数や再交代の可否は大会で確認します。通常の交代では、退出した選手を確認し、プレー停止中に主審の合図を受けてハーフウェーラインから入ります。

大会の規定確認すること
公式競技会の基本使用できる交代要員は最大5人の範囲で主催団体が決定。常に5人使えるとは限りません。
5人交代を採用するトップ部門・A代表の対象競技会交代機会は最大3回に加えてハーフタイム。同じ停止中の複数交代は1回です。
延長・育成年代など延長の追加交代、再交代、脳振とうの追加交代等は、採用する大会規定・プロトコルを確認。
  • 2026/27は、交代ボードまたは主審の交代合図から、原則10秒以内に退出。複数交代では最後の交代の表示・合図が起点です。安全や負傷による例外があります。
  • 10秒の制限違反では、交代要員はすぐに入れず、再開後の実際のプレー時間が1分経過したあとの最初の停止まで待ちます。
  • 負傷で停止・評価等の対象となったフィールドプレーヤーは、原則、再開後の実際のプレー時間で1分間は外で待ち、主審の許可で戻ります。GKや重い負傷などには例外があります。

具合が悪いときはプレーを続けず、審判・スタッフに知らせてください。復帰の時間条件は、復帰して安全かどうかの判断に代わるものではありません。

根拠:IFAB 第3条:競技者IFAB:交代の時間制限プロトコルIFAB:フィールド外での治療・評価プロトコル

年代・大会と、改正の適用を確認

本文はIFAB 2026/27を基準にしています。世界共通の施行日は2026年7月1日ですが、国内のすべての大会がその日に切り替わるわけではありません。

対象適用・確認すること
J1・J2・J32026-27シーズン開幕から。
WEリーグ/WEリーグカップリーグは2026年8月22日の開幕、カップは9月12日のリーグステージ第1節から。
天皇杯 第106回大会2026年8月19日の1回戦から。
各種全国大会(決勝大会)原則2026年7月24日。2025/26か2026/27かは各競技会で確認し、競技会規定へ明記。
地域・都道府県FAの大会主催者が決定。遅くとも2027年4月1日までに適用。
少年8人制・育成年代人数、時間、用具、交代などをJFAの年代別資料と大会要項で確認。本文の11人・45分ハーフを一律に当てはめない。
フットサル・ビーチサッカーそれぞれ専用の競技規則を確認。この11人制ガイドの対象外。

2026/27の交代時10秒・負傷後の待機・再開遅延への5秒などは、適用前の大会と区別してください。新方式のオフサイドの試行や、「キャプテンのみ」の運用も、すべての大会へ一律に適用されるものではありません。

適用日の根拠:JFAの大会別適用開始日。改正はJFA通知、年代別資料はJFA競技規則ページから確認できます。

出典と、次に確認する公式資料

公式規則をもとに、独自の文章・図・架空の場面に整理しました。図は条件を学ぶ教材です。実際の判定では、図に省略した接触や関与、例外も確認します。

確認日:2026年9月15日。IFABの「latest」ページは更新されるため、後日参照する場合は年度も確認してください。国内適用はJFA通知と各大会要項を照合します。

編集・出典・訂正の方針を読む

別の立場からも読む