RULE SPOT
陸上競技3000m障害競う人

このページの目次

障害物競走の一覧へ

障害物競走 / 競う人

3000m障害|競う人

もっと詳しく

出場準備・進行・反則の条件を、競技前に確認します。

日本陸連2026年規則・国内規準 / 2026-09-10確認

カテゴリーから、読みたい内容を開く

障害物28回、水濠7回を越えて3000m

3000m障害では、通常の障害物を28回、水濠を7回、合計35回越えます。完全な1周の中に5か所の障害があり、水濠は4番目です。

水濠へ向かうコースがトラックの内側か外側かで、実際の1周の距離が変わります。障害物のない3000mと同じ「400mを7周半」とは説明できません。

走る速さに加えて、障害物の前後でリズムを保ち、水濠から滑らかに走りへ戻るところが見どころです。

根拠:TR23.1–23.4

高さ・水濠・最初の障害を会場で確認する

招集時刻、組、通過条件、練習時間、障害物の高さ、水濠が内側か外側か、スタート位置を確認します。水濠を含めた練習の可否と時間は大会の指示に従います。

男子の国内本文は高さ914mm、女子は762mmです。U18男子838mmは〔国際〕の規定として掲載されているため、国内の高校生だから必ず838mmと読み替えません。大会の適用規格を確認してください。

平地3000mで使った周回や合流の覚え方を、そのまま流用しないようにします。

根拠:TR23.2–23.6

通常障害と水濠の規格を分ける

通常の障害物と、水濠前の固定障害物には別の確認点があります。水濠の旧規格設備には経過措置がありますが、新設・改修時は現行仕様を適用します。

項目規格・確認点
高さ(国内本文)男子914mm、女子762mm。許容差±3mm
高さ(国際)一般・U20男子914mm、U18男子838mm、女子762mm
通常障害の幅3940mm以上。国内の最初の障害は5000mm以上
水濠の長さ・幅障害物を含め、各3660mm±20mm
水深・水面(現行設備)障害物に接する側の水深500mm±50mm。開始時の走路との水面差20mm以内
旧設備2018–2019規格の既存設備は使用可。新設・改修は現行仕様

根拠:TR23.5–23.6 / 2026正誤表:TR23.6

立位スタートから、障害物のある周回へ

スタートは立った姿勢です。「On your marks」の後、静止して合図を待ち、「Set」はありません。単独種目の不正スタートは、責任のある選手が1回で失格となります。

最初の完全な周回に入る前の区間では、障害物を越えません。スタート位置と初めに越える障害物は、会場のコースに合わせて確認します。

周回遅れが出る場合もあるため、先頭だけでなく各選手の残り周回を確認します。目の前を通る順番が、そのまま順位とは限りません。

根拠:TR16.2・16.8・23.2 / CR24

障害物の上に足を置いてもよい

通常のハードルと異なり、障害物は頑丈な構造です。上に足を置いて越える方法も認められます。すべての障害物を正しく越えることが必要です。

水濠は中に着水して進んでも、越し切っても構いません。ただし、水濠の横の地面を踏んで回り込むことはできません。

障害物を越えるとき、足や脚が横にはみ出して上端より低い位置を通る場合も失格の対象です。「片脚だけ横を回せばよい」とはなりません。

根拠:TR23.7

回避・内側侵入・妨害を区別する

すべての障害物を越え、水濠の正しい経路を通ります。水濠の横を走る、障害物を飛ばして先へ進むといった短縮はできません。

押された、転倒した、内側へ入ったという別々の事実を確認します。内側侵入の例外は実質的な利益や他者への妨害がないことなどが条件で、「1歩なら常によい」とは扱いません。

内水濠で二群方式を使う場合は、外側群の境界と合流地点も確認します。平地の非レーン競走と同様に、指定された合流前に自由に内側へ寄れるわけではありません。

根拠:TR17.1–17.5・23.7

ペース提供と、通常の集団走は別

同じレース外の人、周回遅れ・周回遅れになりそうな競技者、規程不適合シューズを着用した競技者からペースを得る行為は、禁止助力の対象です。普通に周回遅れになったこと自体が失格という意味ではありません。

自ら競技を放棄してトラックを離れた後に、戻って続けることはできません。転倒や押された結果による走路外への逸脱とは分けて判断します。

根拠:TR6.3.1 / 2026正誤表 / TR17.6

最後の障害物を越えても、競技は続く

最後の障害物を越えた後もフィニッシュまで走ります。胴体がフィニッシュラインの手前端から立つ垂直面に達した順で着順を決めます。頭・手・足の先だけでは決まりません。

予選の通過条件は大会の発表で確認します。転倒や接触があった場合も、その結果だけで他の選手を失格と決めず、動作と影響を確認します。

根拠:TR17.1・18.2・20

公式資料・ルールブック

詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。

出典と適用範囲

日本陸連2026年競技規則・5月17日正誤表と、駅伝競走規準を確認し、独自の表現で整理しています。各節のリンクから公式資料へ進めます。

審判ハンドブック2025–2026は実務の参考とし、現行規則と異なる部分は現行規則・訂正情報を優先します。大会独自の区分、招集時刻、関門、中継方法、機器の操作手順は、その大会の要項・競技注意事項を確認してください。

審判ハンドブックと訂正情報