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4人で400mをつなぐ
4×100mリレーは、4人の走者がバトンを受け渡しながら走ります。全区間を自分のチームのレーンで走ります。
バトンを渡せるテイクオーバーゾーンは30mです。選手の立つ位置だけでなく、実際にバトンを受け渡している位置が判定のポイントになります。
根拠:TR24.3・24.14
オーダーと、採用する競技方式を確認する
出走者、走順、ラウンド、招集時刻、レーン、競技方式、使用バトンをチームで確認します。リレーの走順変更と、フィールド種目の試技順変更は別の制度です。
国内の申込みは原則6人以内で、各ラウンドの走者のうち少なくとも2人はそのリレー種目の申込者とします。一度そのリレーの競技を開始した後の交代は2人以内という条件も確認します。
JAAFの国内規定では、各ラウンド第1組の招集完了時刻の1時間前までに出走者と走順を申告します。一度申告した後は、締切前でも自由な変更はできません。
当該組の招集完了時刻までに、主催者が任命した医務員の医学的判断に基づく選手交代だけが認められ、走順は変更できません。大会が示す時刻と手続を確認してください。
このページは通常の4×100mを中心に扱います。混合リレーなどの特別な実施条件は、大会要項・適用規則を別途確認してください。
用具と落下後の再開位置を確認する
主催者の指定バトンと適用規格を確認し、競技中は手で運びます。受け渡しのために手袋や握りやすくする物質を使用することは認められません。
落下したバトンの回収では、走るべき距離を短縮せず、ほかの選手を妨害しないことが条件です。回収のための移動と、その後の走路を確認します。
根拠:TR24.5–24.6
受け渡しは30mの中で完了する
4×100mは基準線の20m手前から10m先まで、合計30mです。別のリレーのゾーン長を当てはめないでください。
受け手が初めてバトンに触れた時から、受け手だけが持つ状態になるまでが受渡しです。その全体がゾーン内で行われる必要があります。判定ではバトン全体の位置を見ます。
走者の足がゾーン内にあるから必ず有効、足が外にあるから必ず無効、とは判断できません。身体の位置とバトンの位置を分けて見ます。
根拠:TR24.3・24.7
受け手はゾーンの中から走り始める
バトンを受け取る走者は、テイクオーバーゾーンの中から走り始めます。ゾーンの外側に独立した加速区間があるという古い説明を使わないでください。
受渡しの技術には、上から渡す方法や下から渡す方法などがあります。渡し方の名称そのものが有効・無効を決めるわけではなく、ゾーンや妨害の条件を守る必要があります。
根拠:TR24.7・24.21
チェックマークはレーン内に1か所
レーンを使う受渡しでは、自分のレーン内に1か所、最大50mm×400mmの粘着テープでチェックマークを付けられます。ほかの種類の目印を自由に追加できるわけではありません。
日本陸連主催・共催大会では主催者が用意したものを使用します。位置・形・大きさなどが規定に合わない場合は修正・除去の指示に従います。
マークは走り出しの目安で、ゾーンを広げるものではありません。非レーンで受ける4×400m後半などへ同じ使用条件を無条件に持ち込みません。
根拠:TR24.4
バトンを落としても、直ちに失格ではない
バトンを落としたことだけで自動的に失格になるわけではありません。落とした走者が拾い、距離を短縮したり他の走者を妨害したりせず競技を続ける条件があります。
交換が完了する前なら前走者、受け手だけが保持した後なら受け手が回収する扱いです。誰が拾ってもよいわけではありません。他チームのバトンを拾い上げたり使用したりすることもできません。
最終走者はバトンを持ってフィニッシュします。バトンだけを投げて先着させる競技ではなく、着順は走者の胴体の到達で決まります。
最後まで、自分のチームのレーンで
4×100mは全区間をレーンで走ります。第2走者以降が内側へ合流する4×400mの方式とは異なります。
受渡しで腕が伸びる場面も、身体の一部が外に見えたことだけで失格とは決めません。レーン侵害や他者妨害の実際の条件を確認します。
根拠:TR24.14・17
渡した後も、ほかのチームを妨害しない
バトンを渡した直後に急に横切ったり、後から来る走者の進路へ出たりしないようにします。走路が空くまで位置を保ち、ほかのチームを妨害しないことが必要です。
接触やレーン違反は、その動作・原因・利益・相手への影響を確認します。黄旗が出た時点で失格が確定したわけではなく、監察報告をもとに裁定します。
公式資料・ルールブック
詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。
出典と適用範囲
日本陸連2026年競技規則・5月17日正誤表と、駅伝競走規準を確認し、独自の表現で整理しています。各節のリンクから公式資料へ進めます。
審判ハンドブック2025–2026は実務の参考とし、現行規則と異なる部分は現行規則・訂正情報を優先します。大会独自の区分、招集時刻、関門、中継方法、機器の操作手順は、その大会の要項・競技注意事項を確認してください。
