RULE SPOT
陸上競技800m競う人

このページの目次

中長距離の一覧へ

中長距離 / 競う人

800m|競う人

もっと詳しく

スタート・走路・装備・反則の条件を、競技前に確認します。

屋外標準400mトラック / 日本陸連2026年規則 / 2026-09-10確認

カテゴリーから、読みたい内容を開く

800mは、400mトラックで2周

走る距離
800m
標準400mトラックでは
2周
注目するところ
ブレイクライン・接触・ラスト1周

ここでの周数は、屋外の標準400mトラックの距離をもとにした説明です。スタート位置は種目によって異なります。

最初は指定されたレーンを走り、最初のカーブを出た所のブレイクラインを通過してから内側へ合流します。

根拠:TR14.1・16.1・17.5

招集前に、大会の条件を確認する

招集時刻、待機場所、組・レーン、予選の通過条件、ナンバーカード、シューズの適合を大会の競技注意事項で確認します。大会の練習時間・使用できる場所は一律ではありません。

800mではレーン使用の有無、長距離では二群スタートの有無と合流位置も確認してください。

携帯電話・ビデオ装置などは競技区域内での所持・使用が認められません。区域外のコーチとの連絡と、区域内への機器持込みを混同しないようにしてください。他者と通信できない心拍計など、TR6.4.4で認められる装置は別に扱います。

根拠:TR4–6 / TR17.5・20・22

立った姿勢でスタートする

800m以上は立位でスタートし、ブロックを使いません。「On your marks」の後に静止して号砲を待ち、「Set」はありません。手は地面につけず、手足がスタートラインやその前方に触れないようにします。

ここで扱う単独種目では、不正スタートに責任のある選手は1回で失格となります。混成競技の扱いとは分けてください。

根拠:TR15.1・16.2–16.8

ブレイクラインまでは指定レーン

第1曲走路の終わりにあるブレイクラインの手前側の端まで、自分のレーンを走ります。「100m走れば内側へ行ける」と距離だけで覚えないでください。

国内の小規模大会などでは、弧形のスタート線からレーンを使わずに走る方式も認められます。標準方式と例外方式を混ぜず、その大会の方式を確認します。

1レーンに1名または2名を配置できる条件があります。出場人数を「どの大会でも16名まで」と一律には扱いません。

根拠:TR16.1・17.5・20.4注意

位置取り・追い越し・接触のルール

内側へ切り込めるのはブレイクラインを通過してからです。その後も、前に入るために相手の進路をふさいだり押したりしないようにします。

接触があったという事実だけで、自動的に失格が決まるわけではありません。責任のある動作、相手への影響、利益を得たかを確認して判断します。

根拠:TR17.1–17.5

「1歩だけならよい」と覚えない

内側への侵入には条件付きの例外がありますが、距離の利益や他者への妨害があれば例外にはなりません。押された結果でも、内側を使って囲まれた状態から抜け出し有利な位置を得れば、失格となり得ます。

曲走路での1回1歩の例外は、レーン競走と非レーン競走で条件が異なります。レーン競走で内側線に接触した場合と、完全に内側へ踏み越えた場合を同じに扱わないでください。

該当する1回1歩の例外は同じ種目の全ラウンドを通じて1回です。次のラウンドで履歴がリセットされるわけではありません。ブレイク前の自由な合流を認める規定でもありません。

根拠:TR17.2.3–17.5

周回板と、自分の残り周回を確認する

この種目の実走距離は標準400mトラックの2周です。一方、スタート前の周回板は「2」を表示する運用です。部分周がある種目では、表示数と距離を400mで割った値が一致しません。

周回板は先頭の選手を基準に切り替えます。周回遅れの選手には個別の残り周回を知らせる必要があります。最終周の鐘も、自分に対する合図かを意識して確認します。

根拠:CR24 / 審判HB:周回記録員(冊子336–339頁)

ペース・給水・競技の継続

同じレースに参加していない人や、周回遅れ・周回遅れになりそうな選手によるペース提供は助力に当たります。規程に適合しないシューズを着用する選手からペースを得ることも対象です。普通に周回遅れになったこと自体が、直ちに失格という意味ではありません。

この種目の説明に、長距離種目の給水所の条件をそのまま当てはめないでください。

自分からトラックを離れて競技を放棄した場合は、戻って競技を続けることはできません。規則上の外側越境の例外とは別の話です。

根拠:TR6.2–6.4 / TR17.6・17.15 / 2026正誤表:TR6.3.1

フィニッシュは胴体で決まる

胴体がフィニッシュラインの手前側の端から立ち上がる垂直面に達した順で着順を決めます。頭・手・足の先が先に出ても、それだけで先着とはなりません。

予選では着順で進む枠とタイムで進む枠が設定される場合があります。組ごとの通過条件は大会の発表を確認してください。

根拠:TR18.2・20

公式資料・ルールブック

詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。

出典と適用範囲

日本陸連2026年競技規則と5月17日正誤表を確認し、独自の表現で整理しています。審判の実務はハンドブック2025–2026と訂正情報も参照しました。ハンドブックと条項が異なる場合は、現行規則・正誤表を優先します。

通常の屋外トラックが対象です。ショートトラック、混成競技、学校・大会独自の区分や進行方法は、大会要項・競技注意事項を確認してください。招集時刻、機器の操作手順などは会場ごとの確認が必要です。