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どんな競技?
やり投は、助走からやりを投げて飛距離を競います。片手でグリップを握り、肩または投げる腕の上を通して投げます。
やりは頭部がほかの部分より先に地面に触れる必要があります。地面に刺さって立つ必要はありませんが、水平に落ちたり、後ろ側から落ちたりすると無効です。
詳しい規則:TR32 / TR38.1–38.3
投げる時間と、回収する時間を分ける
投てき物は速く、予想外の方向へ飛ぶことがあります。角度線の外側だから安全とは限りません。観戦は大会が指定した場所から行い、着地場所・助走路・囲いの周囲へ立ち入らないでください。
競技者も練習中から担当審判の管理に従います。回収中の人がいる、通路から人が入った、用具や設備に異常がある場合は投げません。回収する用具を投げ返すことは禁止されています。
- 投げる前:着地場所と周囲が空き、担当者の開始合図が出ていることを確認。
- 回収中:次の選手は投げない。用具を持って運び、指定場所へ返す。
- 不明な合図:自己判断で投げず、担当者に確認する。
詳しい規則:TR25.1–25.2 / TR32.18 / TR35・TR37
有効・無効と、投げた後の出方
助走路の線や、その外の地面に身体が触れると無効になります。投げ終わっても、やりが着地するまでは助走路を離れません。
離れるときの最初の接地は、前方の円弧(スターティング・ライン)と、その両側に延びる白線より完全に後方でなければなりません。
最初の落下痕が角度線に触れる、またはその外側にある試技は無効です。線に少しでも触れれば内側とは扱いません。用具が転がって止まった位置では判定しません。
詳しい規則:TR32.13–32.17 / TR38.2
飛距離は、どこからどこまで?
やりの頭部が最初に落下して残した痕跡の、円弧に最も近いところが起点です。そこから円弧の中心へ向けた線上で、円弧の内縁までを測ります。
測定値は1cm未満を切り捨てて記録します。例えば18.237mなら18.23mです。投げた手の位置からの距離や、用具が転がった距離ではありません。
位置関係を示す模式図です。助走路の円弧を描く中心に向けます。落下後に転がって止まった場所からは測りません。
詳しい規則:TR32.19–32.20
試技数と順位の決め方
通常の決勝では、9人以上なら全員が3回ずつ試技し、有効な記録を持つ上位8人が、さらに3回行います。8人以下なら原則として各選手が6回試技します。大会によって試技数・進出方式が異なる場合があります。
順位は有効な試技の最高記録で比較します。同じなら2番目、それも同じなら3番目と比べ、すべて同じなら同順位です。投げた距離の合計や平均では決めません。
予選が別に行われる大会では、予選通過条件を確認してください。予選は各選手3回までで、通過標準記録を達成した後は試技を続けません。予選の記録は決勝に持ち越しません。投てきの記録には、短距離走のような追風2.0m/sの条件はありません。
公式資料・ルールブック
詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。
出典と適用範囲
日本陸連2026年競技規則と正誤表を参照し、独自の表現で整理しています。共通事項はTR25・TR32、種目固有の規則はTR38を確認してください。年齢別用具、大会の進行方式、会場の配置は大会資料で補います。
ケーススタディと実務の手順は説明のための運用例です。審判の配置・合図・中断時の連絡方法は競技会で統一し、施設や機器の取扱説明を優先してください。
