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高校男子の8種目を、2日間で競う
日本の高校男子八種競技は、走る・跳ぶ・投げる8種目を連続する2日間で行う混成競技です。各種目の記録を専用の採点表で点数に換算し、合計得点を競います。
最終種目の1500mで先着した選手が、必ず総合優勝するわけではありません。全8種目の合計点で決まります。
| 日程 | 種目の順序 |
|---|---|
| 1日目 | 100m → 走幅跳 → 砲丸投 → 400m |
| 2日目 | 110mハードル → やり投 → 走高跳 → 1500m |
招集から次種目への移動まで準備する
2日分の日程、各種目の招集、待機場所、移動・練習、組と試技順を確認します。1種目だけの準備では足りません。
大会全体がWRk対象でも、八種を含む混成が対象外となる場合があります。大会と種目の両方の適用範囲を確認してください。2026年滋賀インターハイの注意事項は、リレー・混成をWRk対象外と明示しています。
根拠:2026全国高校総体:実施要項 / 2026滋賀IH:競技注意事項 / TR39
高校男子の規格を、種目ごとに確認
高校男子八種の110mハードルは高さ1.067m、砲丸は6kg、やりは800gです。国際U20の110mハードルの高さを、年齢が同じだからと流用しないでください。
実際に使用する器具・靴・持込手順、練習の時刻と回数は大会資料で確認します。全国大会の資料は、その大会の適用例であり、ほかの大会の注意事項の代わりにはなりません。
| 確認項目 | 高校男子八種 |
|---|---|
| 110mハードル | 高さ1.067m/10台/間隔9.14m |
| 砲丸 | 6.000kg |
| やり | 800g |
| 走幅跳・砲丸・やり | 各3試技。上位者への追加3試技はない |
根拠:2026全国高校総体:実施要項 / 2026滋賀IH:男子スタートリスト56・58・59頁 / TR22・器具規格
走高跳の開始高・上げ方・試技時間
開始高と上げ方は競技前の案内を確認します。国内の高校男子八種を、すべて一律3cm刻みとは説明できません。2026年滋賀インターハイでは、当初5cm刻みで1m85まで、その後3cm刻みという条件が示されました。
下表はTR25.17の混成競技の標準時間です。大会が規則に基づく別の条件を明示している場合は、その適用も確認します。
2026年滋賀インターハイの注意事項には、原則30秒とし、連続試技・残り3人以下はTR25.17によるというフィールド試技時間の条件がありました。全国大会だから常に同じ時間とは限りません。
残り一人になっても、単独走高跳の勝者のように任意の高さや上げ幅を選びません。人数減による時間変更は原則次の高さから、連続試技は別に確認します。
| 状況(標準) | 走高跳 | その他 |
|---|---|---|
| 4人以上/最初の試技 | 1分 | 1分 |
| 2〜3人 | 1分30秒 | 1分 |
| 残り1人 | 2分 | ― |
| 2人以上での連続試技 | 2分 | 2分 |
根拠:TR25.17・26.4 / TR39.8.4 / 2026滋賀IH:競技注意事項
単独種目とは違う、3つの大切なルール
走幅跳と投てきは、各種目3回だけの試技です。上位者だけ追加の3回を行う方式ではありません。
不正スタートは、そのレース全体で1回目だけが許容されます。「一人につき1回まで」ではなく、2回目以降の責任がある選手はそのレースで失格になります。
走高跳は一人だけになっても混成競技の進行を続けます。単独種目の勝者と同じように、自由に次の高さや上げ幅を選ぶ扱いにはしません。
0点と、途中棄権を分けて考える
試技をしたものの有効記録を残せなかった場合と、その種目を一度も始めなかった場合は異なります。ある種目で0点や失格になったことだけで、必ずその後の全種目に出られなくなるわけではありません。
一つの種目でスタートしなかった、または一度も試技をしなかった場合は、その後の種目に参加できず、総合順位にも入りません。「全部パスして体力を温存する」という扱いはできません。
走高跳では高さをパスできますが、失敗数は高さをまたいで数えます。3回連続失敗で、その種目の試技は終了です。混成全体から棄権する場合は、混成競技審判長へ直ちに申し出ます。
根拠:TR39.10 / TR26.2・2026正誤表 / 正誤表
種目間の30分には、移動と練習も含まれる
可能な限り、前種目の終了から次種目の開始まで、全選手が少なくとも30分を取れるようにします。前の種目の最後の競走・試技から、次の種目の最初の競走・試技までの実際の時間です。
この間には、競技場所の移動とウォーミングアップも含まれます。「30分の休憩後に練習を始める」とは限りません。1日目の最終種目と2日目の最初の種目は、できれば10時間以上空けます。
高校男子八種は連続する2日間で行います。所定の時間を超えて終了した場合、混成の合計記録は公認されません。悪天候による変更でも、大会の順位と合計記録の公認可否を分けて確認します。各担当だけで開始時刻を変更せず、混成全体の進行とそろえます。
根拠:TR39.2–39.7
個人の混成得点と、学校対抗得点を分ける
八種の得点は、タイム・距離・高さを採点して合計した値です。各種目の着順に8点・7点などを与えて足す方式ではありません。
学校対抗得点は、八種全体の最終順位などに対して別途与えられる大会の得点です。同じ「点」でも別の表で管理します。記録・風速・計時方式・種目得点・累計得点を照合してください。
風と記録区分を分けて確認する
風を測定する種目は100m・走幅跳・110mハードルです。大会の得点・順位、混成の公認記録、日本高校記録やU18日本記録の資格・条件を分けて確認します。
八種を十種と同じ世界記録対象種目として扱いません。日本陸連の記録対象表では、八種はU18男子日本記録の区分に掲載されています。高校生の学年区分とU18の年齢資格は同じとは限りません。
対象となる日本記録の風の条件では、風速を符号付きで平均して+2.0m/s以下かを確認します。用器具規格や年齢資格も照合します。一つの追風参考記録を、混成合計の扱いを理由に単独種目の公認記録へ変えることはできません。
順位は合計得点。同点は同順位
各種目の順位を足す競技ではありません。記録に対応する得点を足します。同じ1cm・0.1秒の改善でも、種目や記録の水準によって増える得点は異なります。
各種目が終わると、その種目の得点と累計得点を発表します。全種目終了時に合計得点が同じなら、どの順位でも同成績とします。勝った種目数で優劣をつける古い方法は用いません。
公式資料・ルールブック
詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。
出典と適用範囲
日本陸連2026年競技規則・5月17日正誤表と、駅伝競走規準を確認し、独自の表現で整理しています。各節のリンクから公式資料へ進めます。
審判ハンドブック2025–2026は実務の参考とし、現行規則と異なる部分は現行規則・訂正情報を優先します。大会独自の区分、招集時刻、関門、中継方法、機器の操作手順は、その大会の要項・競技注意事項を確認してください。
十種は屋外の男子十種、七種は屋外の女子七種、八種は日本の高校男子を対象としています。中学校の四種やショートトラック混成は、種目構成が異なります。
