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走高跳|競う人

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試技・練習・用具・時間の条件を、競技前に確認します。

日本陸連2026年規則 / 確認 2026-09-10

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開始高・練習・マーカーを先に決める

競技前に告知された開始高と上げ方を確認し、自分が始める高さを申告します。全員が最初の高さから跳ぶ必要はありません。予定されていない高さを自由に追加する意味でもありません。

フリー練習の時間・範囲と、順番や回数を管理する公式練習の条件は、大会の競技注意事項で確認します。競技開始後の助走区域・踏切場所の練習使用はできません。

主催者が用意または認めたマーカーは2個まで。走高跳では助走区域の中に置けます。他の跳躍と同じように『必ず助走路の外』と説明しません。

根拠:TR26.1 / TR25.1–25.3

重複出場:順番変更と、不在の試技を分ける

重複出場は本人から申し出ます。高さの跳躍の順番変更は各試技に一度で、審判長または事前に権限を委譲された主任・競技者担当が扱います。選手自身が自由に順番を決めたり、終わった高さへ戻したりすることはできません。

離席は担当審判員の許可を受け、審判員の付添いで移動します。帰着も知らせ、現在の高さ・残る試技を確認します。

許可された変更後も不在の場合扱い
通常の扱い試技時間が過ぎればパス。同じ高さの残りの試技には戻れない。
国内で事前申告した場合無効試技扱いにできる。3連続失敗に達していなければ、その高さの残りの試技に出場できる。
ワールドランキングコンペティション(WRk)国内の無効扱いの例外は使えない。パス扱い。
  • 無断の離席・通常の不在はTR25.19の別の条件で扱います。すべての不在を同じ記号で記録しません。
  • 他の競技者全員が終えても不在の場合は、TR26.2の競技放棄の条件も確認します。

根拠:TR4.3 / TR25.19 / TR26.2 / ハンドブック353頁

バーだけでなく、踏切と白線も見る

踏切は片足で行います。背面跳びでなければならないという規定はありません。跳躍動作によってバーがバー止から落ちた場合は失敗です。

バーを越える前に、バー手前面の垂直面よりマット側の地面やマットへ身体の一部が触れた場合も失敗です。この面は左右へ延長して考えます。白線を踏む接地も見落としません。

ただし、跳躍中に足がマットへ触れても、有利にならなかったと担当審判員が判断する場合の例外があります。触れた場所・時点・影響を確認します。

  • 跳ばずに助走を中断した場合、バーや支柱の垂直部分へ触れると失敗。
  • 無効となる接触がなく時間が残っていれば、助走をやり直せます。やり直すたびに時計を戻しません。

根拠:TR27.1–27.2

規則

パスと3連続失敗を、同じ記録表で追う

走高跳は、高さをまたいで3回続けて失敗すると競技終了です。パスは失敗を消しません。成功すれば、その時点で連続失敗は途切れます。

ある高さの残りの試技をパスしたら、その高さへ戻って跳ぶことはできません。次の高さでは、直前までの連続失敗数に応じて試技を行います。ジャンプオフは別の扱いです。

経過(架空例)次の扱い
ある高さで×× → 次の高さで×3連続失敗となり終了。
ある高さで×× → 次の高さで○成功。連続失敗が途切れる。
ある高さで× → 残りをパス次の高さで許される連続失敗はあと2回。
ある高さを最初からパスその高さには戻れない。前の失敗があれば持ち越す。
  • 『一つの高さにつき必ず3回使える』とは説明しません。
  • 学校大会等の特別規定を採用している場合は、競技開始前に明示された条件と区別して適用します。

根拠:TR26.1–26.2 / 2026年正誤表

規則

試技時間:人数・連続試技・記録挑戦で分ける

担当審判員が試技を行える状態を示してから計時します。棒高跳は申告したバー位置への調整が完了していることも必要です。各競技者の最初の試技は1分です。

単独種目の条件走高跳
残り4人以上1分
残り2~3人1分30秒
残り1人3分
残り2人以上で連続試技2分
  • 人数の減少による時間変更は、原則として次の高さから。連続試技の扱いは直ちに適用します。高さを上げても連続なら対象です。
  • 通常の人数による時間と連続試技の時間を比べ、長い方を適用します。残り人数にはジャンプオフ参加の可能性がある競技者も含みます。
  • 混成競技で最後の1人となった場合は2分です。単独種目の表を流用しません。
  • 優勝が決まって最後の1人となり、世界・日本・大会記録等に挑戦する場合は通常より1分延長。別大会の参加標準記録への挑戦と混同しません。
  • 残り15秒を黄旗等で示します。時間内に試技を開始すれば完了が期限後でも認められます。計時開始後に単に跳ばないと決めた場合は、事前のパスと同じ処理にしません。

根拠:TR25.17・解説

規則

バーの高さを測り、同じ条件に戻す

地面からバー上面の最も低い点まで、垂直に測ります。支柱の目盛やバーの端の高さだけで確定しません。1cm単位で扱います。

新しい高さへ上げたときは試技前に計測し、バーを交換したときは再計測します。世界・日本記録の挑戦では、高さを測った後に競技者がバーへ触れた場合、次の試技前に再確認します。

  1. 左右の支柱設定を合わせ、バー止とバーの置き方を確認する。
  2. 計測器を垂直に保ち、バーの最も低い点を確認する。
  3. 記録担当・呼出し・表示へ同じ高さを伝える。
  4. バーが落ちたら、決めた面・向きで再設置し、支柱やマットが動いていないか点検する。
  • 優勝が決まる前の上げ幅は2cm以上で、途中で上げ幅を増やしません。全員同意による記録挑戦などの例外はTR26.4を確認します。
  • 優勝が決まり最後の1人になった後は、審判員または審判長と相談して競技者が希望高を決めます。混成競技にはこの扱いを適用しません。

根拠:TR26.4–26.7 / CR19.4

規則

同じ高さでも順位が分かれる理由

最も高い成功記録を比べます。同じなら、その高さを何回目で成功したかを比較します。それも同じなら、その高さまでの失敗の合計を比較します。

最高成功高より上での失敗は、この失敗総数に含めません。パスも失敗として数えません。最初にその高さを跳んだ競技者を上位にする規定ではありません。

  1. 最高成功高を比較する。
  2. 同記録なら、その高さでの成功までの試技数を比較する。
  3. なお同じなら、最高成功高を含むそれ以下の高さでの失敗総数を比較する。
  4. それでも同じなら、1位の決定が必要な場合のジャンプオフへ。2位以下は原則同順位。混成ではジャンプオフを行わない。
  • ジャンプオフでは、最後に成功した高さの次の予定高から、各競技者1回ずつ試技します。2人以上が成功したら2cm上げ、全員失敗なら同じ幅で下げます。成功者が1人になれば決着です。
  • ジャンプオフをしない事前規定等も確認します。参加せず後から戻ることはできません。国内で上位大会の出場枠を決めるために適用する場合も、すべての同順位に自動適用するわけではありません。

根拠:TR26.8–26.9

公式資料・ルールブック

詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。

根拠と適用範囲

国内の競技会を基本に、日本陸連2026年規則と正誤表を独自に整理しています。国際規則と異なる箇所、大会で決める事項は本文で区別しています。

競技注意事項・要項・使用機器の仕様は大会ごとに確認してください。「現場の運用例」は分担や手順の提案です。