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区間を分担し、たすきをつないで競う
駅伝は一つのコースを複数の区間に分け、チームの走者がたすきをつないで走る競技です。区間数や距離は大会ごとに異なり、「駅伝は必ず何人」と一律には決まりません。
チームの合計時間と、各区間を走った選手の区間記録があります。長さや起伏が異なる区間のタイムを、そのまま比較して優劣を決めないようにしましょう。
ここでは日本陸連の駅伝競走規準を基本に説明します。国際規則のロードリレーとは、引継ぎ区域や方法が異なります。
根拠:駅伝競走規準
たすきは、中継線から前方20mで手渡す
日本陸連の駅伝競走規準では、中継線から進行方向20mの間で、たすきを手渡します。「線の前後10m」ではありません。中継線の手前から投げ渡すこともできません。
受け手は中継線より手前の、前走者が走る区域へ入れません。渡した走者はすぐにコース外へ出ます。他のチームの走路を横切って妨害しないようにします。
| 場所・動作 | 基本の扱い |
|---|---|
| 中継線より手前 | 受け手が前走者の区域へ入らない |
| 中継線から進行方向20m | この区間でたすきを手渡す |
| 受渡し後 | 渡した走者は直ちにコース外へ |
根拠:駅伝競走規準 第6条
区間の計時は、たすきを渡した瞬間ではない
中継所での着順とタイムは、前走者の胴体が中継線に達した時点で判定・計測します。たすきの受渡しが完了した瞬間を、区間タイムの境界にするわけではありません。
たすきの中継を監察する仕事と、中継線で着順・時間を取る仕事は異なります。中継に手間取った場面でも、この二つを分けて確認してください。
繰り上げ後は、見た目の順番だけで判断しない
到着が大きく遅れた場合に、前走者を待たず次の走者を出す繰り上げスタートを行うことがあります。実施条件は競技会前に各チームへ公表します。どの大会でも同じ時間差という規定ではありません。
繰り上げたから必ずチーム全体が失格になる、とは限りません。競技の続行、記録、順位は大会の内規で確認します。走路上の見た目の順番と公式な総合順位が異なる場合があります。
たすきは肩から脇へ、斜めにかける
走行中はたすきを肩から反対側の脇の下へ斜めにかけます。手に持つ時間の目安と、手渡せる中継区域は別の話です。
規準には、中継所手前およそ400mで外し、中継後およそ200mまでにかける目安があります。この数字を「400mの中なら渡せる」と読み替えないでください。
根拠:駅伝競走規準 第9条
応援・伴走・救護を分ける
決められた走行区分を守り、人や車両での伴走は行いません。給水の場所や方法は事前に発表されたものに従います。
走行困難な選手の安全を確保し、審判長または主催者が任命した医師が継続の可否を判断します。区間を続けられなくなった場合のチームの扱いも、大会の内規で確認します。
公式資料・ルールブック
詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。
出典と適用範囲
日本陸連2026年競技規則・5月17日正誤表と、駅伝競走規準を確認し、独自の表現で整理しています。各節のリンクから公式資料へ進めます。
審判ハンドブック2025–2026は実務の参考とし、現行規則と異なる部分は現行規則・訂正情報を優先します。大会独自の区分、招集時刻、関門、中継方法、機器の操作手順は、その大会の要項・競技注意事項を確認してください。
