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陸上競技駅伝支える人

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審判レベルのルール詳細

準備から判定、記録、ケース対応まで。担当ごとの実務を確認します。

日本陸連2026年規則・国内規準 / 2026-09-10確認

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中継所主任を中心に、役割を分ける

中継所では、招集・整列、着順、計時、中継監察、記録、走路整理を分担します。中継所主任はその場所を統括しますが、記録を取る通常業務まで毎回の裁定待ちにしません。

監察員は違反や妨害の事実を審判長へ報告します。審判長は規則・内規に関わる技術的な問題や、記載のない事項を裁定し、最終結果を承認します。

担当主な仕事
中継所主任配置・進行・連絡を統括し、繰り上げを指示
出発係選手・番号・たすき・服装を確認し待機へ
競走審判・計時前走者の胴体の中継線到達で着順・時間を取る
監察区域、受渡し、妨害を観察して報告
記録・情報判定資料から所要時間・区間記録を作成
走路・医務走路確保、安全確認、救護連絡

根拠:駅伝競走規準 第2–3条

要項・内規・注意事項を一組で確認する

区間距離、出走順、選手変更の条件と締切、招集、待機場所、中継所への移動、給水、関門、繰り上げ、棄権後の扱いを確認します。これらを有名大会の方式から推測しないでください。

チーム名・区間・走者・番号・たすきが一致するかを確認します。交代や変更は大会の正式な手順で申告し、現場の口頭連絡だけで出走者を入れ替えないようにします。

各中継所の入口、待機場所、受渡し区域、走り終わった後の退出先を、実際の会場案内で確認します。

根拠:駅伝競走規準 第1条・第3条・第7条

中継線と、受渡し区域を別に点検する

中継線は幅50mmの白線で示し、そこから進行方向20mの受渡し区域を確認します。国際ロードリレーの前後10m配置を転用しません。

前走者の進入路、受け手の待機・整列、受渡し後の退出路、観客の区分を確認します。計時位置と中継監察の位置は、役割に合わせて配置します。

スタートリスト、選手変更の正式情報、繰り上げの条件、時刻を合わせた時計、記録用紙、連絡機器を用意します。前の中継所からの通過情報が途切れた場合の連絡手順も決めます。

根拠:駅伝競走規準 第3条・第6–7条

区間の走路と、給水方法を把握する

コースとして指定された道路や区分を走ります。曲がり角、折返し、交差点、走行区分が変わる場所を事前に確認し、役員の案内に従います。独自に近道をしないでください。

交差点では、その中心から右側へ出ないという規準があります。通常の道路交通と分離された大会の指定走路を確認し、「常に好きな側から抜ける」といった説明に一般化しません。

給水地点・方法は大会の発表を確認します。チーム関係者がどこでも並走して水を渡せるわけではありません。

根拠:駅伝競走規準 第4–5条・第10–11条

たすきは、中継線から前方20mで手渡す

日本陸連の駅伝競走規準では、中継線から進行方向20mの間で、たすきを手渡します。「線の前後10m」ではありません。中継線の手前から投げ渡すこともできません。

受け手は中継線より手前の、前走者が走る区域へ入れません。渡した走者はすぐにコース外へ出ます。他のチームの走路を横切って妨害しないようにします。

場所・動作基本の扱い
中継線より手前受け手が前走者の区域へ入らない
中継線から進行方向20mこの区間でたすきを手渡す
受渡し後渡した走者は直ちにコース外へ

根拠:駅伝競走規準 第6条

たすきは肩から脇へ、斜めにかける

走行中はたすきを肩から反対側の脇の下へ斜めにかけます。手に持つ時間の目安と、手渡せる中継区域は別の話です。

規準には、中継所手前およそ400mで外し、中継後およそ200mまでにかける目安があります。この数字を「400mの中なら渡せる」と読み替えないでください。

根拠:駅伝競走規準 第9条

中継違反と接触の事実を具体的に残す

受け手が中継線の手前へ入っていないか、たすきを手渡した位置、投げ渡していないか、受渡し後の退出と他チームへの妨害を観察します。

チーム番号、選手、場所、動作、相手への影響、見ていた方向を記録します。「接触した」「危なかった」だけで結論を出さず、審判長の判断に必要な事実を伝えます。

繰り上げは審判長または中継所主任の指示で行い、中継線をスタートラインにします。担当者が独自の基準で一斉に出す扱いにはしません。

根拠:駅伝競走規準 第3条・第6–7条

繰り上げ後は、見た目の順番だけで判断しない

到着が大きく遅れた場合に、前走者を待たず次の走者を出す繰り上げスタートを行うことがあります。実施条件は競技会前に各チームへ公表します。どの大会でも同じ時間差という規定ではありません。

繰り上げたから必ずチーム全体が失格になる、とは限りません。競技の続行、記録、順位は大会の内規で確認します。走路上の見た目の順番と公式な総合順位が異なる場合があります。

根拠:駅伝競走規準 第5条・第7条

走行困難・区間中止の連絡をそろえる

走行困難な選手には声を掛けて状態を確認し、安全を確保して直ちに本部へ報告します。審判長または任命された医師の指示で対応し、中止を命じられた選手は競技を中止します。

その区間の競技は原則無効となりますが、後続の出走、チームの続行、成績の扱いは大会内規によります。現場から後続中継所へ、選手・区間・時刻・指示内容を正確に引き継ぎます。

根拠:駅伝競走規準 第5条

中継所で起こりやすいケース

場面確認扱いの要点
中継線の手前でたすきを渡した受渡し位置と受け手の進入区域内の手渡し条件で報告
線通過後、受渡しに時間がかかった前走者の胴体到達時刻受渡し完了時刻に置き換えない
繰り上げ走者が先頭に見える実際の出発・到達・内規走路上の順と総合順位を区別
選手が区間途中で走行不能安全、医務判断、内規救護と後続チームの扱いを引継ぐ
別大会の選手変更期限を使った今回の要項・内規大会固有の期限で確認

根拠:駅伝競走規準

到達・受渡し・繰り上げを別々に記録する

前走者の番号と胴体の中継線到達時刻を記録し、着順担当と計時担当で照合します。たすきを渡した時刻を到達時刻の代わりにしません。

繰り上げた場合は、到達を待たずに出た走者と実際のスタート時刻、遅れて来た前走者の到達時刻を分けて残します。表面上の通過順位だけで総合順位を確定しません。

区間記録、総所要時間、無効区間や参考扱いの計算方法は大会内規と照合します。欠測を前後の順位から推測で埋めず、原記録・映像等の照合と訂正履歴を残します。

根拠:駅伝競走規準 第3条・第6–7条

公式資料・ルールブック

詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。

出典と適用範囲

日本陸連2026年競技規則・5月17日正誤表と、駅伝競走規準を確認し、独自の表現で整理しています。各節のリンクから公式資料へ進めます。

審判ハンドブック2025–2026は実務の参考とし、現行規則と異なる部分は現行規則・訂正情報を優先します。大会独自の区分、招集時刻、関門、中継方法、機器の操作手順は、その大会の要項・競技注意事項を確認してください。

審判ハンドブックと訂正情報