
招集(コール)は出場前の確認です。開始時刻だけでなく、招集場所と完了時刻を大会の競技注意事項で見ておきましょう。
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競技場へ入る前に確認する6項目
まず大会の競技注意事項を開き、招集の場所と時刻を探してください。迷ったときは監督や大会役員に早めに聞きましょう。
招集とは、出場する選手が指定場所で本人確認や出場の確認を受け、ビブス・用具などを確かめて競技場所へ向かう手続きです。『コール』とも呼ばれます。競技開始時刻とは別に、招集の開始・完了時刻を確認しましょう。
大会によって、招集所での1次招集(1次コール)と、競技場所での2次招集(現地コール)があります。どこへ、何時までに行くかを競技注意事項で確認してください。
招集時に不在だと原則として出場できず、欠場(DNS)になります。ほかの種目と重なる場合の代理招集・2種目同時届、欠場時の欠場届は、大会に制度や様式があるか確認しましょう。代理を立てるだけで本人の手続きがすべて不要になるわけではありません。
大会で指定された服装とビブス(ナンバーカード)を準備します。走幅跳ではビブスは胸か背中の片側だけでも認められますが、装着の案内を確認しましょう。
※広告・商標の表示に別の条件が付く大会もあります。大会要項・競技注意事項に指定がある場合は、それに従ってください。
履く予定のシューズが大会の条件に合うか、モデル名と競技用靴の規程で確認しましょう。走幅跳の靴底の厚さには上限20mmなどの条件があります。外見やブランドだけでは判断できません。
ピンの長さ・形、競技場が認めるスパイクも確認します。予備の靴も同じです。
靴の確認先:WA承認シューズリスト / 日本陸連のシューズチェック案内
助走路の外側に、主催者が用意または承認したマーカーを2個まで置けます。ない場合は粘着テープを使える場合があります。チョークや消えない印は使えません。
ほかの選手のマーカーは動かさないようにしましょう。大きな大会では置き方や片付けについて役員の指示に従ってください。
フリー練習だけか、競技順に行う公式練習があるかを確認します。開始時刻と跳べる回数、助走のみの確認ができるかは大会の案内で確かめましょう。
ほかにも出場するなら、種目と時刻を事前に審判員へ伝えましょう。2種目同時届や代理招集などが必要かは競技注意事項を確認し、監督とも相談してください。
競技場所を離れるときは担当審判員の許可と付き添いを受け、戻ったら報告します。試技順は自分だけで変更できません。
根拠:TR4.5、TR5、TR25.3、TR25.19/大会競技注意事項
フリー練習と公式練習
練習の方法は大会によって異なります。フリー練習だけの記録会もあれば、競技順に行う公式練習を設ける大会もあります。競技注意事項で有無・時間・回数を確かめましょう。
指定された時間内に、並んだ順番で助走や跳躍を試す形式です。時間が許す範囲で繰り返せますが、回数の指定があれば従います。
砂場を整えている間は跳び出さず、前の人との間隔と審判員の合図を確認しましょう。
審判員の管理のもと、本番の試技順で練習する運用が一般的です。原則として大会が指定する競技用の服装・ビブスを準備し、集合時の説明に従いましょう。
実施の有無、練習できる本数、助走だけの確認ができるかは競技注意事項で確認します。規則は全大会共通の本数を定めていません。
競技開始後は、競技用の助走路や踏切場所を練習目的で使えません。フリー練習の時間枠をそのまま競技中まで延長できるわけではありません。
大会側は練習の時間・方法・回数・場所を競技注意事項などで明示し、競技者はそれを確認します。終了の合図が出たら、本番の進行に切り替えます。
根拠:TR25.1–25.2/審判ハンドブック「練習試技」。名称と進め方は大会ごとの運用
自分の番になったら
- 前の選手が跳び終わり、砂場の計測・整備が終わるまで待ちます。
- 審判員から番号や名前を呼ばれ、試技ができる準備完了の合図を確認します。大会によって旗・コーン・放送など、案内の方法は異なります。
- その合図で持ち時間の計時が始まります。制限時間内に助走を始めれば、踏切や着地が時間後になっても試技は続けられます。
白旗は有効試技の判定を示す旗です。開始の合図と判定の旗を取り違えないよう、当日の審判説明を聞きましょう。時計がない大会では、残り時間を知らせる役員の合図にも注意してください。
根拠:TR25.8、TR25.17/審判員の当日説明
試技時間・パス・試技数
準備完了の合図から通常1分。連続試技は条件に応じ2分で、残り15秒から黄旗等で知らせます。制限時間内に試技を開始していれば、完了が時間を越えても認められます。
その回を跳ばないなら、時計が動き始める前に申告します。計時開始後に試技しないと決めた場合は、時間経過後に無効として扱われます。
連続試技の2分は、残っている競技者が2名以上の場合に適用する条件があります。単独種目・混成競技とも、実際の適用時間を担当審判へ確認します。
通常、8人を超える場合は3回の後、有効記録を持つ上位8人が後半3回へ進みます。後半は前半の成績の低い順。8人以下なら通常6回ですが、大会方式の指定を確認します。
同記録は2番目、3番目と比較します。予選が別にある大会では予選の記録を決勝へ持ち越さず、予選通過条件も別に確認します。
根拠:TR25.5–25.6、25.9、25.17、25.22
他種目と時間が重なったら
走幅跳とほかの種目が重なりそうなら、出場種目と時刻を早めに担当審判員へ伝えましょう。トラック競技の予定は動かしにくいため、フィールド競技の試技順を調整できるか相談します。変更の可否は審判長または権限を委ねられた担当が判断します。
- 本人または監督から、重なる種目と時刻、希望する試技回を担当審判員へ伝えます。
- 審判長などの許可を受け、同じ試技ラウンド(同じ「○本目」)の中で順番を調整します。各回に認められる変更は一度で、次の回へ試技を持ち越すことはできません。
- 離席する前に許可と付き添いの方法を確認し、戻ったら呼び出し担当へ知らせます。代理招集や届出の可否は大会要項で確認します。
第4・第5回は条件を満たせば調整できます。3回で終わる決勝や混成競技では扱いが変わるため、当日の担当へ確認してください。
重複出場の順番変更は、審判長の権限です。ただしハンドブックは、その権限を主任・競技者担当へ事前に委譲する運用を示しています。委譲範囲内なら、その都度審判長へ照会する必要はありません。
委譲の有無・範囲が不明な場合や、範囲外の判断・抗議がある場合は審判長へ報告します。通常の離席許可は担当審判員が行い、順番変更の権限と区別します。
審判ハンドブックは、重複出場を競技前に申し出る運用を示しています。許可された試技回と、いつ試技するかを本人も確認します。『毎ラウンドの希望順を本人が必ず申告する』という全国一律の義務までは、今回の確認資料では確認できません。
一方、TR25.17の解説やハンドブックには、次の競技者への順番通知・呼出し、変更内容の周知があります。『審判は順番を伝えない』とは一般化しません。選手の申告と、審判の進行案内を区別します。
例えば第2回の試技順を変えるなら、第2回の中で扱います。審判長は、各試技ラウンドに一度、通常と異なる順序で試技することを認められます。自分で自由に割り込む制度ではありません。
第2回を終えた後、第3回に戻って第2回分も跳ぶことはできません。離れる時は担当審判員の許可を受け、付添いなどの規定を守り、戻った時にも担当へ知らせます。
順番変更を認められないのは、原則として最後の試技ラウンドです。通常6回で行う決勝なら第6回、3回で終了する決勝なら第3回を指します。後半3回全体を意味しません。
『決勝ラウンド』は予選に対する決勝全体を指すこともあるため、ここでは『最終試技ラウンド(最後の1回)』と表記します。2026年正誤表には、予選ラウンド・混成競技では、どの試技ラウンドでも変更を認められる例外があります。
TR4.3による変更が認められた当該ラウンド・試技でなお不在の場合は、試技時間経過後にパス扱いとなります。その許可が及ばない後続のラウンドでは通常順に戻り、不在のまま時間が過ぎれば無効となります。
最終試技で事前のパス表明もなく不在なら、計時され、時間内に戻らなければ無効です。申告・許可の対象回を記録し、他種目に出ているという理由だけで自動的に待機・追加試技を認めません。
根拠:TR4.3+2026年5月17日正誤表、TR25.17解説・25.19/審判ハンドブック353・373頁
無効試技を場面別に確認
踏切足または靴本体の前部が、板・地面を離れる前に踏切線の垂直面を越えると無効です。靴ひもなど緩んだ部分だけのはみ出しはこの判定から除かれます。
板の両端より外側から踏み切ることも無効です。足の一部が板端からはみ出しただけのケースと、板の外側からの踏切を混同しません。国内で粘土板を使用する場合は、痕跡による判定の国内規定があります。
助走・跳躍中の宙返りは禁止。踏切後、最初に砂場へ触れる前に助走路やその外側、砂場外へ触れれば無効です。
着地中、砂に残った最も近い痕跡より踏切線に近い砂場外の境界や地面へ触れた場合も無効です。バランスを崩して手をついた場合も対象になります。
砂場を出る最初の足の接地点は、砂場の最も近い痕跡より踏切線から遠い位置でなければなりません。横へ出る場合にも同じ条件が適用されます。
着地後に後ろへ歩くと新たな痕跡ができ、計測距離や退出判定へ影響します。着地だけで気を緩めず、安全に砂場を出るところまで行います。
根拠:TR30.1–30.2(国内規定を含む)
映像端末:原則禁止と、限定された例外
携帯電話やビデオ装置等を競技区域内で所持・使用することは原則として禁止です。ただし、フィールド競技の映像確認にはTR6.4.5の例外があります。
競技区域外の人が録画した自分の試技を、映像提供者のすぐ近くで確認する場合、再生機器・映像を区域内へ持ち込めます。その人とコミュニケーションを取りながら手に持つことも認められます。端末を受け取って離れた待機場所へ持ち歩くなど、この例外を広げて解釈しません。
競技区域の境界と指定コーチ席、映像確認場所は現地で確認してください。
根拠:TR6.3.2、TR6.4.5(2026年本文)
公式資料・ルールブック
詳しい条文や、書籍の購入先はこちらから確認できます。
出典と適用範囲
日本陸連2026年競技規則・正誤表を基準に独自の言葉で整理し、2026年9月26日に走幅跳の競技進行・靴・設備を再確認しました。詳しい条文は下記の公式PDFで確認できます。大会固有の練習時間・招集・配置・機器仕様は、当該大会の競技注意事項と照合してください。
- 2026年規則:総則・計測(TR4・5・6・8・10)
- 2026年規則:役員・記録表記(CR19・25・28)
- 2026年規則:フィールド(TR25・29・30)
- 2026年競技用靴に関する規程 / WA承認シューズリスト
- 公認記録規程:追風参考等の扱い
- 2026年5月17日正誤表:試技順・風力値等
- 審判ハンドブック2025–2026:フィールド
- 広告規程:国内の適用範囲(2026年4月)
- 日本陸連:広告規程の運用ガイドライン
- ハンドブック訂正情報
規則・解説・現場用の分担例は区別して使用してください。本ページは大会審判長の判断や公式規則に代わるものではありません。
